京都 山科でセルフビルド 何でも作ろうくらぶ

余った材料や古材を使ったプチ リノベーション、手作りガーデニング、DIYノウハウなどをご紹介

森の間伐材で作った小屋の完成品写真

   

今年春から作り始めた「森の小屋」が完成しました。
小屋の材料は一部杉の板材と取り付け金物を除き、すべて裏の里山から調達した地産の丸太と竹材。

基本構想はインテリア設計・施工を仕事とする人が行い、作成はその構想をもとに、入手できる丸太や竹を山仕事経験のある人が「現場判断」で作り上げました。
写真に写る人が、小屋作りの中心人物。
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これが完成した小屋の前景写真。
手前の八角屋根の部分は、この場所で「里山保全活動」を行うボランティアスタッフが休憩するためのスペース。その後ろ部分は物置場です。
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休憩場の屋根は、杉板材で作った後に森から切り出して剥いた杉皮を貼りました。物置場の屋根は竹を割って並べて固定しました。
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竹の屋根は、写真のように二つに割った竹を交互に組み合わせ、瓦のように重なり合わせて水が下に落ちずに前側へ流れるようにしました。
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内部から屋根(天井)を見上げると、このような構造。柱と梁はやはり森から切り出した丸太を縦に割って作ったものです。
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いわゆる「建造物」に該当しないように、床は作らずに土間とし、囲うような壁も作りませんでした。雨をしのぐことが目的の「作業小屋」です。

遠景から見ると里山の風景によく溶け込んでいます。
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このような小屋を買った木材などで作ると多額の費用が必要ですが、殆どが森から切り出した自前の材料で作りましたので、取り付け金物などで数万円程度でこのような小屋を建てることができました。

作った小屋は、ここで里山保全をするメンバー達の休憩と交流の場所として使い、使いながら足りない棚や設備を今後作り足していくつもりです。

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