京都 山科でセルフビルド 何でも作ろうくらぶ

余った材料や古材を使ったプチ リノベーション、手作りガーデニング、DIYノウハウなどをご紹介

石積みの技術・石垣の裏側には水はけを良くするために小石をたくさん詰める

      2014/07/21

崩れにくい石垣を積むためには、後ろ側に栗石を詰め込み、水はけを良くしておくことが効果的。
自然石をそのまま使う野面積み(のづらづみ)では石と石との隙間が大きく、水はけには有利なのですが、石の後ろにある土に大量の雨水が浸透したら土が「水膨れ」を起し、前にある石を押し出し崩してしまいます。なので、石垣の後ろ側にも栗石(ぐりいし)、つまり握りこぶしぐらいの大きさの石ころをなるべくたくさん詰め込み、土の中に水が充満しないようにしておくことが肝心です。

そのようにすると、雨水は地中に一旦入るものの、栗石の隙間を伝わって最終的には石垣の石と石との間から水路に放出されてしまうから土の中に溜まる水はあまり多くならなくて済むようになり、石垣が崩れる心配も減ります。
stone13122901

栗石は建築基礎工事に使う砕石のことを指すのですが、これもわざわざ買うことはありません。
その場に落ちている石で石積みに使うには小さすぎるような石ころを大量に集め、石垣を積むときに、大きな石の後ろに詰め込むように入れてやれば、邪魔な小石も役に立ってくれます。

 - 石垣を作る , ,