石積みの技術・石は３点で支えるように積む

2013/12/30 2014/07/21

ロッククライミングするとき「３点確保」という大原則があります。
片手か片足を岩から離すときには、他の手足３か所は必ず岩かロープかにしっかりホールドしていなければ不安定だということです。

崩れにくい石垣を作る原則

１．石を積むときに下２つの石に均等に重さがかかるように積む

２．横に積んだ石にも重さがかかるように積む

つまり石と石にまたがるような位置に上の石を置くといいです。これで石垣が完成した後でどこか一か所の石が抜け落ちたとしても、残る石が互いに支えあって一気に崩れることなく持ちこたえられる石垣を作ることができます。

下の写真はその例です。

その場にあった石は大きさも形もバラバラですから、写真に撮るとはっきり見えにくいですが、石AとBとCに赤丸の部分で支えられて上の石を置いているところが分かると思います。そうすると、たとえば石Bが抜け落ちてしまったとしても、上の石はまだAとCに支えられているから落ちることがなく「積木崩し」にならなくて済みます。このような石積みにするには、下の石と石にまたがるように上に石を積み、さらに左右に隙間ができないようにバールのようなもので積んだ石を少し持ち上げ、小石を詰めて位置調整するといいです。