定規なしで丸ノコを使や、切り口曲がるわ、怪我もする!
2014/07/21
日曜大工が趣味というDIY’erがまず手に入れたくなる三種の神器のひとつに電動丸ノコがあります。電動丸ノコ一台あればDIYの腕前が数段上達したような気になれます。
その電動丸ノコ、実は定規に当てて木材を切断するのが正しい方法だと気づいている人は少ないのでは?
もちろん電動丸ノコを定規なしで使うことだってできますが、それではまっすぐ切断できなくて曲がって切れてしまいます。
それに、電動丸ノコで木材を曲がって切っていることは実はたいへん危ないことなのです。大きな怪我をするかもそれません。手ノコで木材を切って曲がってしまったら、ノコギリのまっすぐな刃が曲がった切り口に食い込んでしまい、“抜き差しならない”ことになるだけで済みますが、電動丸ノコはパワー溢れるモーターが付いているので、ちょっとぐらい刃が曲がった切り口には食い込んでもすごい力で切り込み続けるはず。刃の食い込みが限界に達し、もはや食い込めなくなったその途端、刃は強いモーターの力で跳ね飛ばされ、その反動で回転する刃がバッサリ手や顔を・・・などということが有り得ます。丸ノコに限らず、電動工具は食い込むと危ないのです!
だから丸ノコ用の定規を当てて切ることは、寸法どおり正確に切ることと、怪我しないようにすることの、二つの意味があります。
電動丸ノコ用の定規とは、下の写真のように木材の側面を基準にするよう押し当てて、そこから直角に、または角度を分度器で設定して、その通りに切断できるようにするものです。
写真のような定規の他にもさまざまな定規がありますので、切断中に固定し易い丸ノコ用の定規を選んで使うことをお薦めします。物差しのような定規を指で押さえるのは、やっぱり危険です。