京都 山科 みささぎの森 里山くらぶブログ

京都市山科区 琵琶湖疎水が流れる「みささぎの森」の里山を作る活動をするスタッフブログ

みささぎの森の里山菜園は、けっこう収穫できる!

      2017/10/06

里山は昔「農家」から始まりました。
農作物を育てるために、山を開墾し、ため池を作り、そのそばに家を建てましたから「野山を人が利用した」もので、その結果たくさんの種類の生物がそこに集まるようになり、風景も野山と人里がマッチして「日本の原風景」になりました。

みささぎの森の里山は、農家スタイルではなく、野山で動植物観察や、遊び場として利用した「現代の里山」をめざしています。

でも、せっかくの里山なので、野菜や果樹を植えて育てる「里山菜園」をしています。

例えば・・・
これはシイタケのほだ木を置く場所を整えている様子です。
里山ですから、樹木が生い茂り山の湿気もあるのでシイタケの栽培ができます。
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今年春に、下の写真のようにシイタケの菌を植えたほだ木を作り仮置きしていましたので、これを育てる専用の「畑」を作っています。
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また、よく陽のあたる場所にはホームセンターで購入したブルーベリーの苗木を、この日は10本植樹しました。
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ブルーベリーの苗木は、根の部分があまり大きくないから、それが入るぐらいの穴を掘って植えればいいのかと思いました。里山は樹木がたくさん生えているので、その小さい穴を掘るにも、たくさんの木の根っこが邪魔してなかなか掘れません。

やっと掘れたと思ったら「こんな小っちゃい穴じゃダメだ、これの5倍ぐらい大きな穴掘れ!」と言われてしまいました。苗木の根の周りには腐葉土を入れなければならないのです。
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下の写真は、みささぎの森の「菜園」。野菜を育てている畑です。
畑の土は農家の畑と違って山の「土砂」そのものですが、山の恵みはたいした効果で、トマトやカボチャはとてもよく育ち、収穫できました。
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これは「しょうかわカボチャ」だと教えてもらいましたが、ネットでその名をググってもヒットしません。多分「鶴首かぼちゃ」ではないか?と思いますが、ちょっとよく分かりませんでした。ぷっくり膨れた部分に種が入っていて、長い首には種がなく、未成熟の実はズッキーニの代わりになるということです。
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鶴首カボチャは熟すとベージュ色になるらしいですが、この緑色の実でも食べると意外にも和風な味でした。
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里山菜園はトマトやカボチャ、サツマイモ、シソ、ミョウガなど丈夫でタフな野菜がよく育ちます。落ち葉の腐葉土がさぞかし効いているのでしょう。ただデリケートな野菜は虫が食い放題しますから、今のとこは植えていません。

育った野菜は近々「里山マルシェ」で近所の方々やハイカーの人が買っていただけるようにしようかと考えていますが、今のところは里山ボランティア参加者で分けたり、活動後の「鍋タイム」で食べたりしています。
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