京都 山科 みささぎの森 里山くらぶブログ

京都市山科区 琵琶湖疎水が流れる「みささぎの森」の里山を作る活動をするスタッフブログ

里山的菜園のプチ知識、サツマイモ植え方と、シイタケ急速栽培

      2017/10/06

1.サツマイモの植え方手順

サツマイモは切ったツルを畑の土へ直接差し込み、植え付ける方法が一般的です。
ツルは葉っぱを南向きにして、切り口を土の中に数センチから10センチ程度埋め込みます。
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それから水をたっぷりかけます。
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次に藁を、藁が無ければ雑草をサツマイモのツルの切り口を土に埋め込んだあたりから葉っぱの方に被せます。これは日かげを作ってやる目的ですが、葉っぱは日が少しあたった方がいいので、葉の先端近くには被せないようにします。
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あとは土が乾かないように水やりして育てたら、秋には立派なお芋ができるハズ。
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2.シイタケの急速栽培
ほだ木を使ってシイタケ栽培するときの裏技です。

シイタケは一般にはクヌギの木を切って3か月ぐらい乾燥させたものをほだ木にして、ここに菌打ちします。これだと菌打ちしてから2年後にやっとシイタケが生えます。

シイタケを生やすのを急ぎたい場合はクヌギではなくナラの木をほだ木にすると、菌打ちから1年後にシイタケが生えてきます。ナラはクヌギより木質が柔らかいので菌の廻りが速いからなのですね。

クヌギのほだ木では菌打ちから2年後にシイタケが生え始め、その後数年にかけてシイタケが収穫できますが、もしも収穫量が減り始めたら、その時点で次のシイタケを生やすためには2年待たなければなりません。したがって翌年のシイタケ収穫量が落ちてしまいます。そんなときクヌギに変えてナラに菌打ちしたら「シマッタ、減り始めた!」と思った翌年から収穫量をアップさせることができるというものです。

菌床で栽培するなら簡単に収穫量調整できますが、上述はそれ以前のほだ木栽培による「いにしえのシイタケ栽培裏技」です。
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