京都 山科でセルフビルド 何でも作ろうくらぶ

余った材料や古材を使ったプチ リノベーション、手作りガーデニング、DIYノウハウなどをご紹介

床がしっかりするウッドデッキ基礎のつくりかた

      2014/07/21

「みささぎの森」では時々イベントを開きます。そのイベントで和太鼓演奏を行うための演奏舞台を目下自分で作っているところです。
fdton13121001

ウッドデッキはこの上に何人もの人と太鼓が載り、激しく動きながら演奏するので丈夫でなければなりません。それと床が人の動きでフワフワ上下に揺れないようにしっかりしていることも大事。しかもいつでも撤去や改修が簡単にできて、あまりお金がかからないようにすることも至上命題。
そのため、基礎の構造が大事です。

まず地面に床の支えをつくるための浅く窪んだ穴を掘ります。しっかりした床にするために、支えは数多く、つまり支えと次の支えの間隔を短くして床がたわみにくくします。だいたい80センチ間隔で支えのための穴を掘りました。
fdton13121002

この窪み穴の真ん中に金属棒を突き刺していきます。金属棒はホームセンターで安く売っている鋼材などで、ネジが切ってあってもかまいません。
fdton13121004

その金属棒の周囲の窪みに写真のように小石を詰め込みます。
fdton13121003

金属棒は緩んだり抜けたりしないように、写真のように十字に短い棒を溶接しました。溶接できない場合はネジを利用してワッシャなどをナットで挟んで取り付けてもいいと思いますが、溶接で足を出しておけばまず緩むことはないでしょう。
fdton13121005

次にセメントに砂を混ぜたモルタルを写真のように窪み穴に盛ります。これで重さがかかっても地面に沈まない基礎ができますが、並べた支えの高さが水平になるように金属棒の突き出し長さは揃えておかなければなりません。
水平出しは水準器でもできますが、レーザーレベラーがあると便利です。
fdton13121006

モルタルが乾いたら金属棒に鉄製のC型チャネル材を「大引(おおびき)として」溶接しました。大引は床を直接張る根太(ねだ)材を支える基礎の一部です。住宅工事ではコンクリートで作る基礎の上に大きな木製角材を寝かせて固定しますが、いつでも撤去や改修可能なウッドデッキではそこまで要りません。C型チャネル材はたまたま仕事の店舗内装工事の余剰材として出たもので、普通は天井材料の一部として使うようなものですが、やり方によってはこのように安く床を支える大引材として使えます。
fdton13121007

大引の上にはこのように木の角材を根太としてこれから取り付けるところです。
fdton13121008

庭のウッドデッキは日差しが良いところに設置するのでどうしても雑草が周りに生えてきて邪魔になりますから、それらが生えないように樹脂パネルで「防草」しました。写真の白く見えるところが樹脂パネルを敷いたところです。ちなみにこれも内装工事の余剰材料を流用しました。
fdton13121009

次にこの根太に床材をはります。

 - ウッドデッキ