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塗装色の決め方と、色の作り方、注文のしかた

   

市販の塗料そのままの色では物足りないと感じたとき、色見本で塗りたい色を決め、その色を目標に自分でペイントを混ぜる方法と、塗料販売店に注文する方法があります。

どちらの場合も「日本塗料工業会の標準色見本帳」を使います。
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これはネット販売で注文可能。たとえば楽天市場でも下記のように最新版が購入できます。
日塗工標準色見本帳ポケット版(2015年H版)

目的の色を決めたら、そこに記載の識別番号で塗料店に注文すれば、見本とまったく同じ色(塗装して乾燥させた後の色が同じ)が得られます。

色を自分で混ぜて作る場合、その方法は試行錯誤しかありません。(塗料メーカーはペイント配合割合を公開していません)
ただ試行錯誤しながら色合わせするときも、青100ccに赤2cc、黄色0.5ccなど、混ぜたペイントの分量を記録しておくことで、次回に配合するとき再現でき、さらに色調微調整の場合の混ぜるべき色と分量が判断着きやすくなります。

前回記事で紹介したウッドデッキは・・・
1.周囲の雰囲気に合わせて、洋風にすることを最初に決めました
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和風であれば無垢にするところですが、すぐ近くのエクステリアはどれも洋風であるため、あえて青系統、しかし年月が経って木質が褐色を帯びた地肌が露出したとき考えると、少し深い青にした方が調和すると考えて、色調の調合をして塗りました。

2.薄い色の場合は、色見本より濃い色を目標にします
薄い色は広い面積を塗ると、色見本帳と同じ色でも、白っぽい印象を受けます。なので色見本で気に入った色より少し濃いめの色調を目標にするといいと思います。ただどの程度濃い色かは、塗る面積や明るさにもよりますので、試行錯誤が必要です。
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3.ペイントを混ぜて色を調合しました
ペイントを混ぜて色調を整える場合は、前述のように試行錯誤は必要になります。
もし無難な色を選ぶならば、自分で混ぜることなく市販色から白を基調に考えたらいいです。
汚れを目立たせたくないなら、薄いグレー、
柔らかい色合いにしたいならクリーム色などが薦められます。

4.黒や濃紺、こげ茶などの濃い色以外では、鮮やかさを出すために白色下塗りする場合があります(写真のウッドデッキは白色下塗りしていません)
明るい色では地の色が透けるので、地肌に直接目標色を塗装すると、鮮やかさが足りなく感じる場合があります。それを防ぐには、いったん白ペイントで下塗りすれば、上に塗り重ねた色は鮮やかに見えます。

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