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土地の傾斜を、ビニールホースと水道水で簡単に測る方法

      2014/07/21

土地の傾斜は見ただけでは分からず、測ってみないと「どのぐらい傾斜しているか?」見えません。そのために高価な測量器具を買う必要はなく、ホームセンターで売っている内径が16ミリぐらいの「透明なビニールホース」と水道の水で、安く簡単に傾斜を測ることができます。

このやり方は「水管(すいかん)」という方法。水の表面はまさに「水平」であることを利用して、その水平を基準に地面がどれだけ上がり下がりしているかをメジャーで測れば傾斜が分かるという方法です。

まずホームセンターなどで内径が16ミリほどの透明なビニールホースを必要な長さ分買ってきます。16ミリにこだわる必要はありませんが、細すぎると中に入れる水に気泡が混じり易く、そうなってしまうと正しい水平が出ません。太い方が気泡ができにくいですが値段が高くなります。ホース内に水を入れるには水道の蛇口にホースをつけて「ジャーッ」と流し込んでやるのが一番楽ですから、蛇口にはまるよう太さが16ミリ程度というわけです。一番使われているホースなので値段も安いでしょう。

ホースは中に入った水の表面を見ることが大事なので、必ず透明なホースでないと測れません。

中に水を入れた透明ホースは下の図のように、ホースの両側を杭に結わえ付け、それぞれの杭を測りたい場所に打って立て、ホースの両端の水面のところから地面までの高さ(図のAとBの寸法)を測ります。
suikan13122301

ホースは途中が折れたりして水が通りにくくなっていなければ、曲がっていてもグルグル巻いていても構いません。そしてそれら数字の差を求めると、それが杭を打った2点間の高さの差(傾斜)だと分かります。

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